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クリギングとは?

くりぎんぐ

クリギングとは、地理統計学で用いられる空間補間手法で、既知の観測点データから未観測地点の値を統計的に推定する技術です。

クリギング(Kriging)は、地球統計学(ジオスタティスティクス)の分野で広く使われる空間補間手法です。南アフリカの鉱山技術者ダニエル・クリーグ(Danie Krige)の研究をもとに、フランスの数学者ジョルジュ・マテロン(Georges Matheron)が理論体系として整備したことから、その名が付けられました。

クリギングの特徴は、単純な距離加重平均とは異なり、観測点どうしの空間的な相関構造(バリオグラム)を考慮して推定値と推定誤差(分散)を同時に算出する点にあります。バリオグラムとは、2点間の距離と値のばらつきの関係を表す関数で、これを事前にモデル化しておくことで、より精度の高い補間が可能になります。

主な種類としては次のものが挙げられます。

  • 通常クリギング:局所的な平均を推定しながら補間する最も一般的な手法
  • 単純クリギング:全体の平均が既知であると仮定する手法
  • 汎用クリギング:空間的なトレンドが存在する場合に対応する手法
  • 共クリギング:複数の変数を組み合わせて補間精度を高める手法

応用分野は非常に広く、鉱石品位の推定(元々の用途)、土壌汚染の分布把握、降水量・気温などの気象データの空間分布推定、地下水位の補間など、環境・資源・農業・気象など多くの領域で活用されています。GIS(地理情報システム)ソフトウェアにも標準搭載されており、空間分析の基礎的手法として定着しています。

使い方・例文

例えば、ある地域に10か所の降水量観測点があるとき、クリギングを使うと観測点のない地点の降水量を統計的に推定し、面的な降水量マップを作成することができます。

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