クサウラベニタケとは?
くさうらべにたけ
ブナ科樹木の林に生え、食用のウラベニホテイシメジと混同されやすい、強い毒性を持つきのこです。
クサウラベニタケ(Entoloma japonicum ほか近縁種)は、日本各地のブナ科樹木(コナラ・クヌギ・ミズナラなど)の混交林に発生するイッポンシメジ科のきのこです。和名の「クサ」は「草」ではなく「腐った・悪い」を意味する接頭語で、毒性があることを示しています。
傘は直径3〜8cm程度で、表面は灰褐色〜淡褐色、湿時には粘性を帯びます。ひだは最初白色ですが成熟するとピンク色に変化し、これが「ウラベニ(裏紅)」の名の由来です。外見が食用のウラベニホテイシメジやホンシメジに非常によく似ており、毎年多くの誤食事故が起きています。
クサウラベニタケに含まれる毒成分はムスカリン類などで、摂食後30分〜2時間程度で嘔吐・下痢・腹痛・発汗・流涎などの胃腸炎症状があらわれます。重篤な死亡例は少ないものの、日本では毎年最も中毒件数の多いきのこの一つとして報告されています。
見分けのポイントとして、クサウラベニタケは
- 傘の表面に繊維状の模様がある
- においが粉っぽいとされる
- ひだの縁が不整形になりやすい
使い方・例文
秋のきのこ狩りで「シメジかな」と思って採ったきのこがクサウラベニタケだったという誤食事例が後を絶たず、食用との見分けには高い専門知識が求められます。
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