ギンブナとは?
ぎんぶな
ギンブナとは日本全国の川や池に広く分布するコイ科の淡水魚で、フナの仲間の中でも最も身近な種類のひとつです。
ギンブナ(銀鮒、学名:Carassius auratus langsdorfii)は、コイ科フナ属に分類される淡水魚です。日本全国の平野部の河川・湖沼・ため池・水田などに広く生息し、日本人にとって最もなじみ深いフナの一種として知られています。
体色は名前のとおり銀白色または銀灰色で、背部がやや暗く腹部が白みがかっています。体型は側扁(左右に平たい形)で、コイに比べひげがないことが識別のポイントです。成体の体長は一般に15〜30cm程度ですが、環境によっては40cm以上に達する個体もいます。雑食性で、藻類・プランクトン・水生昆虫・底泥中の有機物などを食べます。
ギンブナは生殖面で特異な特徴を持ちます。日本に生息するギンブナの多くはメスだけで構成されており、コイやフナの精子を利用して雌性発生(ギノジェネシス)により繁殖します。精子はDNAを提供せず、受精卵の発生を刺激するだけの役割を担います。この特殊な繁殖様式は生物学的に注目されており、遺伝的多様性の少ない集団を形成します。
釣りの対象魚としても古くから親しまれており、「フナ釣り」は日本の伝統的な淡水釣りの入門魚としての位置づけがあります。食用としても佃煮や甘露煮に加工されることがあります。
使い方・例文
ため池や小川でのフナ釣りはかつて子どもたちの定番の遊びで、釣れたのは多くの場合ギンブナでした。現在も淡水釣りの入門魚として釣り人に親しまれています。
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