キャベンディッシュバナナとは?
きゃべんでぃっしゅばなな
キャベンディッシュバナナとは、世界の市場に流通するバナナの大部分を占める品種で、日本のスーパーで一般的に販売されているバナナです。
キャベンディッシュバナナ(Cavendish Banana)は、世界の商業用バナナ生産の大半を占めるバナナの品種群で、私たちが普段「バナナ」として食べているのはほぼこの品種です。19世紀にイギリスのデヴォンシャー公爵ウィリアム・キャベンディッシュの温室で育てられたことが名前の由来とされています。
キャベンディッシュバナナが現在の主流品種になったのは比較的最近のことです。1950年代以前は「グロス・ミシェル」という品種が商業バナナの主流でしたが、パナマ病(フサリウム菌による病気)で壊滅的な被害を受け、病気に強いキャベンディッシュが代替品種として普及しました。
しかし現在、キャベンディッシュバナナ自体も「トロピカル・レース4(TR4)」と呼ばれる新型パナマ病の脅威にさらされています。キャベンディッシュは遺伝的多様性が低く(同一クローンの大規模栽培)、病気への耐性を持ちにくいという構造的問題を抱えています。このため、研究者たちはより病気耐性の高い代替品種の開発や、遺伝子改良バナナの実用化に取り組んでいます。
使い方・例文
スーパーマーケットや輸入食品の産地表示として「フィリピン産キャベンディッシュ」のように登場し、また農業・食の持続可能性を議論する文脈でも取り上げられます。
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