ガラモンとは?
がらもん
ガラモンとは、16世紀フランスで生まれたセリフ書体の名称で、西洋の活版印刷史において最も重要な書体のひとつです。
ガラモン(Garamond)は、16世紀のフランスで活躍した活字職人クロード・ガラモン(Claude Garamond、1499〜1561年頃)の名を冠したセリフ書体です。ルネサンス期の人文主義的な理念を反映した洗練されたデザインで、西洋の書体史に大きな影響を与えました。
ガラモンの書体が生まれた背景には、グーテンベルクによる活版印刷の普及があります。ガラモンはそれまでのドイツ的なゴシック体ではなく、イタリアのヴェネツィアで発達した人文主義書体を参考にしながら、独自の繊細で均整のとれたデザインを追求しました。そのスタイルは「旧様式(オールドスタイル)」と呼ばれるカテゴリに属します。
ガラモンの特徴として以下が挙げられます。
- 優雅で繊細なセリフ(飾り線)
- 縦横のストロークに適度な太細の差があり、読み疲れしにくい
- 大きなエックスハイトで本文向き
- ウォームで古典的な雰囲気
現代では「Adobe Garamond」「EB Garamond」など複数の復刻版が存在し、書籍の本文組みや文学的・学術的な印刷物に好んで使われます。長文でも目が疲れにくく、上品な印象を与える書体として現在も愛用されています。
使い方・例文
文学書や学術書の本文に使われているフォントを確認すると、ガラモンまたはその復刻版が採用されていることが少なくありません。
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