ガブリエル・ガルシア・モレノとは?
がぶりえるがるしあもれの
ガブリエル・ガルシア・モレノは、19世紀エクアドルの政治家・大統領で、カトリック保守主義に基づいた強権的な国家建設を行い、暗殺によって生涯を終えた人物です。
ガブリエル・ガルシア・モレノ(Gabriel García Moreno、1821〜1875年)は、エクアドルの政治家・法律家で、複数回にわたり大統領を務めた19世紀を代表するラテンアメリカ保守主義の指導者です。
グアヤキル生まれで法学・神学を学んだ後、政界に進出。1861年に大統領に就任し、1865年まで、さらに1869年から1875年まで統治を行いました。ガルシア・モレノ政権の最大の特徴は、国家とカトリック教会の一体化です。1869年の憲法ではカトリック教徒のみに市民権を与えるとする規定を設け、「聖心共和国」とも称されるほど宗教色の強い体制を樹立しました。
ガルシア・モレノ政権下での主な政策は以下の通りです。
- カトリック教育の義務化と教会の社会的権威強化
- インフラ整備(道路・鉄道・学校の建設)による近代化推進
- イエズス会の復帰と宗教教育の充実
- 政治的反対派への強権的弾圧
近代化志向と強権主義・宗教保守主義を組み合わせたその統治スタイルは、支持者からは国家秩序の確立者として、批判者からは独裁者として評価が分かれています。1875年、大統領府前で暗殺され、エクアドル史の転換点となりました。ローマ・カトリック教会は後に彼を列福候補として調査したこともあります。
使い方・例文
「ガルシア・モレノのエクアドルは、19世紀ラテンアメリカにおけるカトリック保守主義国家の典型例として政治学・宗教史の授業で取り上げられる」という形で登場します。
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