本文へスキップ

ガウス混合モデルとは?

がうすこんごうもでる

複数ガウス分布正規分布)を組み合わせて、複雑な確率分布を表現する統計・機械学習のモデルです。

ガウス混合モデル(Gaussian Mixture Model、略してGMM)とは、いくつかのガウス分布正規分布)を重み付きで足し合わせることで、複雑な形状のデータ分布を近似する確率モデルです。

単一の正規分布では表現しきれない、複数の山(ピーク)を持つデータや、歪んだ分布を柔軟にモデル化できる点が特徴です。たとえば、身長のデータを男女混合で集めると、二つのピークを持つ分布になりますが、これをガウス混合モデルで「男性の分布」と「女性の分布」の重ね合わせとして表現できます。

モデルのパラメーター(各ガウス分布の平均・分散・混合比率)は、EMアルゴリズム(期待値最大化法)を用いて推定するのが一般的です。EMアルゴリズムは以下を繰り返すことで収束します。

  • Eステップ:各データ点がどのガウス分布に属するか(所属確率)を推定する
  • Mステップ:その所属確率をもとにパラメーターを更新する

ガウス混合モデルの主な応用例としては、クラスタリング(データのグループ分け)、音声認識、画像セグメンテーション、異常検知などがあります。クラスター数を事前に決める必要がありますが、BIC(ベイズ情報量規準)などの指標を使って最適なクラスター数を選ぶ手法も広く使われています。

使い方・例文

顧客の購買行動データをガウス混合モデルで分析すると、「高頻度・少額購入層」と「低頻度・高額購入層」といった異なるグループを自動で発見するクラスタリングに活用できます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語