カール12世とは?
かーるじゅうにせい
カール12世は、17世紀末から18世紀初頭に活躍したスウェーデン国王で、大北方戦争で華々しい軍事的才能を発揮した「北欧のアレクサンドロス」と称された君主です。
カール12世(Karl XII、1682年〜1718年)は、スウェーデン・カロリン朝の国王(在位1697年〜1718年)であり、ヨーロッパ屈指の軍事的天才として評価される一方、スウェーデン大国時代の終焉を招いた君主でもあります。15歳で即位し、生涯独身のまま戦場に没しました。
カール12世の治世は、大北方戦争(1700年〜1721年)にほぼ全期間が費やされました。ロシア(ピョートル大帝)・デンマーク・ポーランドの連合に対し、カールはまず電撃的な外交と軍事行動でデンマークを講和させ、次いで1700年のナルヴァの戦いでピョートル大帝率いる大軍をわずかな兵力で撃破して欧州を驚かせました。
その後ポーランドに転戦して王位をも左右するほどの影響力を示しましたが、1709年のポルタヴァの戦いでロシアに大敗し、以後スウェーデンの覇権は急速に衰退しました。カールはオスマン帝国に亡命し、帰国後もノルウェー遠征を試みましたが、1718年に包囲中の要塞で銃弾を受けて死亡しました(暗殺か流れ弾か、今日でも諸説あります)。
カール12世の評価は両極に分かれており、稀代の軍事天才とする見方と、無謀な戦争によってスウェーデンの国力を消耗させた指導者とする批判的見方が並存しています。彼の死後、スウェーデンは大国の地位を失い、ロシアのバルト海進出が確定しました。
使い方・例文
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