カリ長石とは?
かりちょうせき
カリ長石とは、カリウムを主成分とする長石族の鉱物で、花崗岩や片麻岩などに広く含まれる造岩鉱物であり、陶磁器や工業原料としても利用されます。
カリ長石(カリちょうせき)は、化学式 KAlSi₃O₈ で表されるカリウムアルミニウムケイ酸塩の鉱物で、長石族の中でもカリウムを主な交換陽イオンとして含む一群の総称です。代表的な種類として、正長石(オルソクレース)・サニディン・微斜長石(マイクロクリン)・アデュラリアなどがあり、それぞれ結晶構造や産状が異なります。
カリ長石は地殻の主要な構成鉱物である「造岩鉱物」のひとつで、花崗岩・流紋岩・片麻岩・ペグマタイトなど幅広い岩石中に産出します。色は白・灰色・ピンク・淡黄色など様々で、硬度は6〜6.5、モース硬度計の基準鉱物として使われる正長石(硬度6)がよく知られています。
主な特徴と用途は以下の通りです。
- 花崗岩の白〜ピンク色の部分を構成する主要鉱物
- 陶磁器の釉薬(うわぐすり)や素地の原料として利用される
- ガラス製造の原料(アルミナ・カリウム源)として使われる
- 微斜長石の一種「アマゾナイト」は宝石・装飾品にもなる
地質学的には、カリ長石の存在は岩石の形成環境(温度・圧力・マグマの化学組成)を読み解く重要な指標となります。また、カリウム-アルゴン法による年代測定にも利用されており、岩石や地層の絶対年代を求める地質年代学の手法に欠かせない鉱物です。
使い方・例文
地学の授業で花崗岩の薄片を顕微鏡で観察する際、白色〜ピンク色の部分としてカリ長石が識別され、石英・黒雲母とともに花崗岩の三大構成鉱物として説明されます。
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