カラスノエンドウとは?
からすのえんどう
カラスノエンドウとは、春に紫色の小さな花を咲かせるマメ科の一年草で、野原や道端に広く自生する野草です。
カラスノエンドウ(烏野豌豆)は、マメ科ソラマメ属に属する一年草または越年草です。学名はVicia sativasubsp.nigraで、ヤハズエンドウとも呼ばれます。ユーラシア原産とされ、日本では本州・四国・九州を中心に野原・畑の周辺・道端・土手などに広く自生しています。
草丈は30〜100cm程度で、つる状に伸び、巻きひげで他の植物や柵に絡みつきます。葉は偶数羽状複葉で、先端が巻きひげになっています。春(3〜6月ごろ)に赤紫色の小さな花を咲かせ、その後に黒く熟す細長い莢(さや)をつけます。熟した莢が黒くなり、はじけて種子を飛ばす様子が「カラス(烏)」のイメージに結びついて名づけられたとされています。
カラスノエンドウは食用や薬用としての歴史もあります。若い葉や茎・莢は食べられ、春の野草として天ぷらや和え物にすることができます。また根に根粒菌を持ち、窒素固定能力があるため、緑肥として農地に利用されることもあります。
似た植物にスズメノエンドウ(小型)やカスマグサ(中間型)があり、これら3種をあわせて区別することが植物観察の楽しみのひとつです。
使い方・例文
春の土手や野原で紫色の小花を見かけたらカラスノエンドウであることが多く、子どもが莢を吹いて音を鳴らす遊びでもよく知られています。
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