カムランとは?
かむらん
カムランとは、アーサー王伝説において王が致命傷を負ったとされる最後の戦いの地で、円卓の騎士団が崩壊した悲劇の決戦です。
カムラン(Camlann)は、アーサー王伝説に登場する伝説上の合戦の地であり、アーサー王が甥(または息子)のモルドレッドと最後に激突した場所として語られています。この戦いでアーサー王は致命的な傷を負い、アヴァロン島へ運ばれることになる物語の終幕を飾る決戦です。
カムランの戦いが起きた経緯については伝承によって異なりますが、代表的な流れは次のとおりです。ランスロットとグィネヴィア王妃の不倫が露見し、騎士団内部に分裂が生じます。アーサーがランスロット追放のためフランスへ遠征している間、モルドレッドがブリテンを乗っ取り自ら王を名乗ります。帰国したアーサーとモルドレッドの軍が対峙し、交渉の場でどちらかの兵士が蛇を見て剣を抜いたことをきっかけに激突が始まり、モルドレッドとアーサー双方が倒れたと伝えられています。
カムランの実際の場所については複数の候補地が挙げられており、ウェールズやコーンウォール地方の地名との関連が研究者によって議論されています。歴史的な実在については確認されていませんが、アーサー王伝説の悲劇的な結末を象徴する場所として西洋文学・文化に深く刻まれています。
使い方・例文
アーサー王ものの映画や小説でクライマックスの決戦シーンが描かれる際、「カムランの戦い」という名称でこの悲劇の最終決戦が語られます。
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