カッリマコスとは?
かっりまこす
カッリマコスとは、古代ギリシアの彫刻家・職人で、コリント式柱頭を発明したとされる伝説的な人物です。
カッリマコス(英語表記:Callimachus)は、紀元前5世紀後半から紀元前4世紀初頭にかけて活躍したとされる古代ギリシアの彫刻家・工芸家です。その実像については資料が乏しく、多くは伝説的な逸話として伝わっています。
最も有名な伝承は、コリント式柱頭の発明に関するものです。古代ローマの建築家ウィトルウィウスが著した『建築について』(De architectura)によれば、カッリマコスがある少女の墓の上に置かれたアカンサス(葉薊)の葉が籠を包み込むように伸びている様子を見て、それを柱頭のデザインに取り入れたとされています。コリント式柱頭は、このアカンサスの葉を幾重にも重ねた華麗な装飾が特徴で、イオニア式よりもさらに豪奢なスタイルとして後世に広く普及しました。
また、カッリマコスは彫刻技術が精巧すぎて実用性を欠くという意味で「カタテクノス(技を駆使しすぎる者)」と批判的に呼ばれたとも伝わっており、当時から卓越した技術の持ち主として認識されていたことがうかがえます。
歴史的な実在性は不確かな部分もありますが、建築史においてコリント式様式の起源を語る上で欠かせない人物として位置づけられています。
使い方・例文
建築史の講義でコリント式柱頭の起源を説明する際に、カッリマコスとアカンサスの葉の逸話が引用されることがあります。
この用語をシェア
最終更新: