カタラン人とは?
かたらんじん
カタラン人とは、スペイン北東部のカタルーニャ地方を中心に居住するイベリア半島の民族集団で、独自の言語と文化を持ちます。
カタラン人(Catalans)は、主にスペインのカタルーニャ自治州、バレンシア州、バレアレス諸島、フランスのピレネー=オリアンタル県などに居住する民族集団です。自らをカタルーニャ語(Català)を母語とする人々として自認しており、言語・文化・歴史的共同体として強いアイデンティティを持っています。
カタルーニャの歴史は中世に遡り、10世紀ごろにカタルーニャ伯国が形成されました。12世紀にアラゴン王国と連合し、地中海交易圏で繁栄を築きました。その後スペイン王国に統合されましたが、独自の法制度・言語・文化は長く維持されました。18世紀のスペイン継承戦争での敗北以降、中央集権化が進み抑圧を受けた時期もありましたが、カタルーニャ語と文化は民衆の間で生き続けました。
現代においてカタラン人は、スペイン国内で強力な自治権を持つカタルーニャ自治州を形成しています。人口はおよそ700〜800万人規模であり、スペイン有数の経済規模を誇るバルセロナが中心都市です。独立運動も根強く、2017年には住民投票が強行されるなど、スペインとの政治的緊張が続いています。
文化面では、カタルーニャ語による文学・音楽・建築が発展しており、アントニ・ガウディの建築やカタルーニャ音楽宮殿は世界的に知られています。サルダーナと呼ばれる伝統舞踊や独自の料理文化も受け継がれており、スペインの中でも際立った地域的個性を示しています。
使い方・例文
「カタラン人の独立運動はスペイン国内で長年議論されており、バルセロナでは毎年9月11日(カタルーニャの日)に大規模なデモが行われる。」
この用語をシェア
最終更新: