オルダムカップリングとは?
おるだむかっぷりんぐ
オルダムカップリングとは、2軸が平行にずれていても等速でトルクを伝達できる3枚構造の継手で、精密機械の軸連結に用いられます。
オルダムカップリング(Oldham coupling)は、駆動軸側フランジ・中間スライダー(センタープレート)・被動軸側フランジの3部品で構成される軸継手です。1820年代にアイルランドの技術者ジョン・オルダムが考案したとされ、その名が付いています。
仕組みは独特です。中間スライダーの表裏に設けられた突起(キー)が、それぞれ駆動側・被動側フランジの溝に直交方向でスライドすることで、2軸の平行芯ずれ(軸が平行なままずれている状態)を吸収しながら回転を伝えます。この構造により、芯ずれがあっても入力軸と出力軸が完全に等速で回転する点が最大の特長です。ただし、角度芯ずれ(軸が傾いている状態)の吸収は苦手です。
オルダムカップリングの特徴をまとめると次のとおりです。
- 平行芯ずれに強い(一般に最大0.5〜数mm程度)
- 等速伝達のため速度変動が生じない
- バックラッシュが小さく位置決め精度が高い
- 構造がシンプルで交換メンテナンスが容易
主な用途は、サーボモーターとボールねじの連結、プリンター・複写機の紙送り機構、精密測定機など、位置決め精度と等速性が求められる装置です。中間スライダーは樹脂製や金属製があり、耐久性や潤滑の有無によって選択します。
使い方・例文
CNCルーターのサーボモーターとボールねじの連結部にオルダムカップリングが使われており、わずかな取り付け誤差を吸収しながら正確な位置制御を実現しています。
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