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オスマントルコ語とは?

おすまんとるこご

オスマントルコ語とは、オスマン帝国時代に公用語として用いられたチュルク系言語で、アラビア文字表記とアラビア語・ペルシャ語の影響が強い文語です。

オスマントルコ語(オスマン語、Osmanlı Türkçesi)は、13世紀末から20世紀初頭にかけて存続したオスマン帝国で使用されたチュルク諸語のひとつです。現代トルコ語の直接の祖語にあたりますが、語彙・文字・文体において大きく異なります。

最大の特徴は、アラビア文字(オスマン文字)を使用していた点と、語彙のかなりの部分がアラビア語・ペルシャ語から借用されていた点です。これはイスラム文化圏の影響によるもので、とくに書き言葉(文語)では固有のトルコ語系語彙よりも借用語が多いほどでした。口語では比較的トルコ語色が強かったとされています。

オスマン帝国の公文書・法典・文学・詩はすべてオスマントルコ語で書かれており、帝国の多民族・多宗教統治の行政言語として機能しました。アラビア語が宗教的権威をもつ一方、オスマントルコ語は世俗的・行政的なコミュニケーションの主役でした。

1923年のトルコ共和国成立後、アタテュルクの改革により1928年にアラビア文字からラテン文字への転換が断行されました。あわせて語彙のトルコ語化も推進された結果、現代トルコ語とオスマントルコ語は文字・語彙ともに大きく異なり、現代のトルコ人でもオスマン語文書を読むには専門教育が必要です。

使い方・例文

オスマン帝国時代の法典・勅令・詩文集などを研究する際にオスマントルコ語の知識が必要となり、現在でもトルコの大学の歴史学・文献学分野で専門教育が行われています。

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