エーリッヒ・フォン・ファルケンハインとは?
えーりひふぉんふぁるけんはいん
エーリッヒ・フォン・ファルケンハインとは、第一次世界大戦中のドイツ陸軍参謀総長で、ヴェルダンの戦いを指揮したことで知られる軍人です。
エーリッヒ・フォン・ファルケンハイン(Erich von Falkenhayn、1861〜1922年)は、プロイセン王国出身のドイツ帝国軍人で、第一次世界大戦中の1914年から1916年まで参謀総長を務めました。中国の義和団の乱に派遣された経験を持ち、その後プロイセン陸軍大臣を経て参謀総長に就任しました。
ファルケンハインの名を最も強く刻み込んだのは1916年のヴェルダンの戦いです。彼はフランス軍にとって死守すべき象徴的な要塞都市ヴェルダンを標的として、フランス軍を「血流しにする(bleed white)」ことで戦争遂行能力を奪う消耗戦略を採りました。この戦いは300日以上に及ぶ激戦となり、両軍合わせて数十万人の犠牲者を出した第一次世界大戦最大の消耗戦の一つとなりました。
彼の参謀総長としての戦略的特徴を挙げると次のようになります。
- 東西両面の均衡を重視した二正面作戦の管理
- 消耗戦略を意図的に戦争目的とした思考
- 潜水艦作戦の積極的な支持
しかしヴェルダンの戦いと同時に起きたソンムの戦い(英仏軍の攻勢)でドイツ軍も多大な損害を被り、1916年にヒンデンブルクと交代する形で参謀総長を解任されました。その後はルーマニア・パレスチナ戦線を指揮し、戦後は回顧録を執筆して生涯を閉じました。
使い方・例文
「第一次世界大戦の講義で、ファルケンハインのヴェルダン攻勢は『敵を消耗させる』ことを純粋な目的とした異例の作戦として必ず取り上げられます。」
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