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エンジンアンチアイシングとは?

えんじんあんちあいしんぐ

エンジンアンチアイシングとは、航空機エンジンの吸気口などへの着氷を防ぐために温風などを利用する防氷システムのことです。

エンジンアンチアイシング(Engine Anti-icing、EAI)とは、航空機のエンジン前縁部(ファンやエンジンカウルのリップ部分)に氷が付着するのを防ぐための防氷システムです。着氷はエンジン性能の低下や、剥離した氷塊によるエンジン破損を引き起こす危険があるため、適切な作動が安全運航の要となります。

仕組みとしては、エンジンのコンプレッサーから抽気した高温・高圧の空気(ブリードエア)をエンジン吸気口の前縁部に循環させて加熱する方式が一般的です。これにより着氷の発生を根本的に防ぎます。電気加熱ヒーターを用いる方式も一部の機種で採用されています。

アンチアイシングシステムが必要とされる状況は以下のような条件が重なるときです。

  • 可視水分(雲・雨・霧)の中を飛行している場合
  • 外気温が着氷条件(おおむね+10°C以下)に近い場合
  • 着氷の実際の徴候が計器や目視で確認された場合

操作はコックピットのスイッチで行い、パイロットは飛行条件に応じて適切なタイミングでオン・オフを切り替えます。アンチアイシングは着氷を「防ぐ」システムであり、すでに付着した氷を取り除く「デアイシング(De-icing)」とは区別されます。

使い方・例文

冬季の降雪地帯を飛行中、外気温が0°C付近でエンジン吸気口周辺に着氷の恐れがある場合、パイロットがエンジンアンチアイシングスイッチをオンにして防氷を行う場面で使われます。

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