エルフーフとは?
えるふーふ
エルフーフとは、モロッコをはじめとする北アフリカのベルベル(アマジグ)文化圏に伝わる伝統的な縦笛(フルート)系の管楽器です。
エルフーフ(El Flute / Tafrukt、またはGhita / Lflute)は、モロッコなど北アフリカのベルベル人(アマジグ人)の音楽で使われる伝統的な縦笛(エンドブロウフルート)の一種です。地域によって「ガイタ」「タフルクト」など複数の名称で呼ばれることもあります。
葦(アシ)や竹の管を素材とすることが多く、指穴は4〜6個程度で、管の上端を唇に当てて息を吹き込む縦笛奏法で演奏します。全長は30〜50センチメートル程度のものが一般的で、軽量かつシンプルな構造です。
音色は素朴で風土感があり、倍音を豊富に含む響きが特徴です。モロッコの農村部や山岳地帯(アトラス山脈周辺)の祭礼・婚礼・収穫祭などの場で演奏される民俗音楽に欠かせない楽器です。また、アマジグのアイデンティティと密接に結びついており、文化的継承の象徴としての意義も持ちます。
近年はワールドミュージックへの関心の高まりとともに、ベルベル音楽の紹介とともにエルフーフが海外でも注目されています。演奏技術は口承で伝えられることが多く、独自の装飾音やトレモロ奏法が音楽の表情を豊かにします。
使い方・例文
モロッコのベルベル人の祭りや音楽番組で、演奏者が葦の縦笛を唇に当てて哀愁のあるメロディを奏でている場面に登場するのがエルフーフです。
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