本文へスキップ

エルネスト・ショーソンとは?

えるねすとしょーそん

エルネスト・ショーソンは19世紀後半フランス作曲家で、ワーグナーとフランク双方の影響を受けた濃密な和声と抒情性で知られています。

エルネスト・ショーソン(Ernest Chausson、1855〜1899年)は、パリに生まれたフランスロマン派作曲家です。裕福な実業家の家庭に育ち、法学の学位を取得したのちに音楽家への道を選びました。パリ音楽院でジュール・マスネに師事し、その後セザール・フランクに私淑して深い影響を受けました。

ショーソンの音楽的特徴は、ワーグナーの半音階的和声法とフランクの循環形式を融合させた、重厚かつ詩情豊かなスタイルです。憂愁を帯びた長い旋律線と色彩的な和声進行が特徴で、同時代のドビュッシーの印象主義とは一線を画す独自の世界観を築きました。

主要作品には以下のものがあります。

  • 「詩曲(ポエム)」作品25 — ヴァイオリンと管弦楽のための小品で、現在も広く演奏される代表作
  • 交響曲 変ロ長調 作品20 — フランクの影響が色濃い大規模な交響曲
  • ピアノ四重奏曲 イ長調 作品30 — 室内楽の傑作として高い評価を受ける
  • 歌曲集「愛と海の詩」作品19 — フランス歌曲(メロディー)の優れた作例

44歳で自転車の事故により急逝したため作品数は多くないものの、その密度の高い音楽は現在も演奏家から愛好されています。

使い方・例文

ヴァイオリン奏者のリサイタルで「ショーソンの詩曲」が演目に挙がるほか、フランス音楽史を語る際にフォーレやドビュッシーと並んで名前が登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語