エルザ・スキャパレッリとは?
えるざすきゃぱれっり
エルザ・スキャパレッリとは、イタリア出身のファッションデザイナーで、シュルレアリスムのアーティストたちと協働し、ユーモアと芸術性を融合させた前衛的なファッションを展開した先駆者です。
エルザ・スキャパレッリ(Elsa Schiaparelli、1890〜1973)は、イタリア・ローマの知識人家庭に生まれ、1927年にパリでファッションハウスを設立しました。1930〜40年代に最盛期を迎え、シャネルと並ぶ二大巨頭として当時のモードを席巻しました。
彼女のデザインを際立たせているのは、ダリやコクトーといったシュルレアリストとの密接な協働関係です。その代表作には次のようなものがあります。
- ダリとのコラボによる「ロブスタードレス」「引き出し付きスーツ」
- コクトーの絵が刺繍された「プロファイルジャケット」
- 電話機や手の形をあしらった帽子やアクセサリー
- トレードマークである「ショッキング・ピンク」——当時きわめて挑発的な鮮烈な桃色
また、ジッパーをファッションに積極的に取り入れた先駆者でもあり、ニット素材のトロンプ・ルイユ(だまし絵)デザインなど技術的な革新も多数生み出しました。第二次世界大戦の影響でパリのハウスは1954年に閉鎖されましたが、彼女の美学は後世のデザイナー、特にジャン=ポール・ゴルティエやヴィヴィアン・ウエストウッドに色濃く受け継がれています。
現在は「スキャパレッリ」ブランドとして再起動し、その精神は現代のラグジュアリー界で高い評価を得ています。
使い方・例文
「ファッションとアートの融合の歴史」「シュルレアリスムとモードの関係」を調べる際に必ず登場する名前であり、ユニークなデザインの源流として研究者やクリエイターに参照されます。
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