エポアゾートとは?
えぽあぞーと
エポアゾートとは、中南米料理に使われるハーブで、柑橘系と松脂が混ざったような独特の香りを持ち、豆料理との相性が特に高いです。
エポアゾート(Epazote)は、ヒユ科アカザ属(Dysphania ambrosioides、旧 Chenopodium ambrosioides)の一年草〜多年草のハーブで、メキシコ・中央アメリカを原産とします。スペイン語名 epazote はナワトル語「epazōtl」(臭い草)に由来し、英語では Mexican tea や wormseed とも呼ばれます。
香り成分はアスカリドールを主体とするテルペン類で、柑橘・松脂・石油を合わせたような強烈かつ複雑な香りが特徴です。生葉のまま煮込みに加えるか、乾燥させて使います。加熱すると香りが穏やかになり、独特の風味が料理に溶け込みます。
最も典型的な使い方は黒豆・フリホーレス(豆の煮込み)への添加で、豆の消化を助けガスを軽減する効果があるとされ、古くから「豆とエポアゾートはセット」という認識がメキシコに根付いています。タコス・エンチラーダ・タマル・チランドロと合わせたサルサにも使われます。
薬効面では駆虫作用(アスカリドール)が民間療法で知られ、アステカ時代から腹部疾患の治療に用いられてきた歴史があります。ただし大量摂取は毒性があるため料理での通常量の使用が推奨されます。近年は北米や欧州の中南米料理ブームに伴い、専門食材店で入手しやすくなっています。
使い方・例文
メキシコ料理のレシピで「黒豆を煮るときにエポアゾートの枝を数本加える」という記述を目にする場面が代表的な登場シーンです。
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