エボ・モラレスとは?
えぼもられす
エボ・モラレスは、ボリビア初の先住民族出身大統領として2006年に就任し、天然資源の国有化など左派政策を推進した政治家です。
エボ・モラレス(Evo Morales、1959年〜)は、ボリビアの政治家で、同国史上初めて先住民族(アイマラ系)出身の大統領に就任した人物です。2006年1月に大統領に就任し、2019年まで在任しました。
モラレスは農村部の貧しい家庭に生まれ、若い頃からコカ農家の組合運動に参加し、地方政治のリーダーとして頭角を現しました。その後、社会主義運動党(MAS)を率いて2005年の大統領選挙で圧勝し、政権を獲得しました。
大統領就任後の主な政策としては以下が挙げられます。
- 石油・天然ガス産業の国有化による国家収入の増大
- 先住民族の権利保護を明記した新憲法の制定(2009年)
- 社会福祉の拡充と貧困削減
- キューバ・ベネズエラとの連帯を掲げた反米外交
モラレス政権下でボリビア経済は安定成長を遂げ、貧困率の低下も見られました。一方で、再選を可能にする憲法改正をめぐる議論や、2016年の国民投票での敗北後も出馬を強行したことで民主主義の観点から批判も受けました。
2019年の大統領選挙後、不正疑惑と軍の圧力により辞任に追い込まれ、メキシコへ亡命しました。その後ボリビアに帰国しましたが、国内の政治的対立は続いています。
使い方・例文
ラテンアメリカ政治や先住民族の権利運動を扱う文脈でエボ・モラレスは頻繁に取り上げられます。21世紀初頭の「ピンクの潮流(左派政権の台頭)」を語る際の代表的な事例でもあります。
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