エスニック・チューニングとは?
えすにっくちゅーにんぐ
エスニック・チューニングとは、西洋音楽の平均律とは異なる音程体系を持つ民族音楽の音律や調弦法の総称です。
エスニック・チューニング(Ethnic Tuning)とは、西洋のオクターブを12等分した平均律(12音平均律)に基づかない、世界各地の民族音楽が使用する多様な音律・音階・調弦体系の総称です。
西洋音楽が標準化した平均律とは異なり、民族音楽では自然倍音列に基づいた「純正律」や、地域固有の分割方式が使われます。これにより、平均律では得られない独特の響きやうねり(ビート)が生まれ、民族音楽特有の音色感を形成します。
世界のエスニック・チューニングの例
- アラブ・中東音楽:半音より小さい「マイクロトーン」を含むマカームという旋法体系
- インド古典音楽:ラーガに基づき22または24の微分音を使うシュルティ
- ガムラン(インドネシア):地域・楽団ごとに固有の音律を持ち、均一化されない独自の響き
- トルコ音楽:オクターブを53等分するコンマ音律など
現代では、ギター・シンセサイザーなどの楽器にエスニック・チューニングを取り入れる試みが増えており、ワールドミュージックや現代作曲、即興演奏の場面で活用されています。異文化の音律を学ぶことは、音楽の多様性への理解を深める入り口にもなります。
使い方・例文
ギタリストがインド音楽の影響を受けた楽曲を制作する際に、ナット(駒)の位置を調整したり専用アプリのチューナーを使ってラーガに合わせたエスニック・チューニングを施すことがあります。
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