エゴノキとは?
えごのき
エゴノキは、日本や東アジアの山野に自生する落葉小高木で、初夏に白い釣鐘形の花を無数に垂れ下げて咲かせる美しい樹木です。
エゴノキ(学名:Styrax japonicus)は、エゴノキ科(Styracaceae)に属する落葉小高木です。日本全国の山地や丘陵に広く自生するほか、朝鮮半島・中国・フィリピンなど東アジアにも分布しています。
名前の由来は、果実を口に入れるとエグい(えぐみが強い)ことから来ているとされています。果実にはエゴサポニンという有毒成分が含まれており、かつては川魚を麻痺させて捕る「魚毒漁」に利用されていました。また、果実を使った洗剤代わりの民間利用も記録されています。
エゴノキの主な特徴は以下の通りです。
- 5〜6月頃、白い5弁の花が枝から無数に垂れ下がるように咲く
- 花には甘い芳香があり、ハナバチ類が多く訪れる
- 果実は卵形の核果で、秋に灰緑色に熟する
- 材は緻密で硬く、将棋の駒や算盤の珠などに利用されることがある
花の美しさから庭木や公園木としても人気が高く、洋風・和風どちらの庭にもなじむことから近年の植栽で注目されています。ヤマガラという鳥がエゴノキの実を好んで食べ、実を木の割れ目に貯える行動が観察されており、生態系のなかでも重要な役割を果たしています。
使い方・例文
初夏の雑木林の散策路でエゴノキの白い花が枝いっぱいに垂れ下がる光景は見事で、庭木図鑑や植物観察の場でよく紹介されます。
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