エアエンボリズムとは?
えあえんぼりずむ
エアエンボリズムとは、肺の中の空気が血管内に侵入し、血流を塞いでしまうダイビング事故の一種です。
エアエンボリズム(空気塞栓症)とは、肺内の空気が破裂・過膨張した肺胞から血管内に入り込み、血流を物理的に遮断してしまう状態を指します。スキューバダイビングにおける最も深刻な減圧関連障害のひとつです。
水中から浮上する際、周囲の水圧が低下するとタンクから吸った空気は体積を増やそうとします。このとき息を止めたまま浮上すると、肺内の空気が膨張して肺胞を破り、胸腔や血管へと漏れ出します。血管に入った気泡は脳や心臓へ運ばれ、血流を遮断することで重篤な症状を引き起こします。
主な症状には次のものがあります。
- 突然の意識喪失・混乱
- 片麻痺・視力障害
- 胸痛・呼吸困難
- 水面浮上直後からの急速な発症
治療には高気圧酸素療法(再圧治療)が有効で、早期の処置が回復の鍵を握ります。予防のためにはダイビング中に「常に呼吸を止めない」という基本原則を守ることが最重要です。ダイビングライセンス取得時の講習でも必ず学ぶ安全知識のひとつです。
使い方・例文
急浮上時に息を止めてしまうとエアエンボリズムが起こる危険があるため、ダイビング中は常にゆっくりと息を吐きながら浮上することが徹底されます。
この用語をシェア
最終更新: