ウルフェナイトとは?
うるふぇないと
ウルフェナイトとは、モリブデン酸鉛を主成分とする鉱物で、鮮やかなオレンジ・黄色・赤色の薄い板状結晶が特徴的な美しい鉱石です。
ウルフェナイト(Wulfenite)は、化学式 PbMoO₄ で表されるモリブデン酸鉛の鉱物です。正方晶系に属し、薄い正方形の板状またはピラミッド状の結晶形をとることが多く、その透明感のある鮮やかな色彩から「テーブル石(table-lead ore)」とも呼ばれることがあります。
色は産地によって幅広く、明るいオレンジ・黄色・赤褐色・緑色などが見られます。とりわけアリゾナ州(アメリカ)やメキシコ産のオレンジ色を帯びた標本は収集家の間で特に珍重されます。名称はオーストリアの鉱物学者フランツ・クサーヴァー・フォン・ヴルフェン(Franz Xaver von Wulfen)に由来します。
鉱物学的な特徴としては以下が挙げられます。
- 硬度:モース硬度約3と柔らかく傷つきやすい
- 光沢:樹脂光沢から亜金剛光沢
- 比重:約6.7〜7.0と鉛を含むため非常に重い
- 産状:酸化帯の二次鉱物として、方鉛鉱などの鉛鉱石が酸化した鉱床に産出
工業的にはモリブデンの鉱石として利用されることもありますが、産出量が少ないため主な用途は鉱物標本・コレクションです。その美しい結晶形と色彩から、鉱物愛好家に広く知られる人気の鉱物の一つです。
使い方・例文
鉱物展示会やコレクション紹介の場面で、「アリゾナ産の鮮やかなオレンジ色のウルフェナイト」として紹介されることが多い鉱石です。
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