ウニ畜養とは?
うにちくよう
ウニ畜養とは、天然のウニを一時的に施設内で管理・飼育して身入りを良くしてから出荷する、品質向上を目的とした養殖技術の一形態です。
ウニ畜養(うにちくよう)とは、天然の海から採取したウニを漁場や陸上施設に一定期間収容し、適切な餌を与えながら飼育することで生殖巣(いわゆる「ウニの身」)を充実させてから出荷する手法です。完全な人工育種とは異なり、天然個体の「仕上げ」を行う技術として位置づけられます。
ウニは磯焼けが進んだ海域や食料不足の環境では身が痩せて商品価値が低下しますが、餌を充分に与えることで身入りが改善されます。この特性を活かしたのがウニ畜養です。
主な方法と特徴は以下のとおりです。
- 磯焼け対策としての畜養:コンブなどの海藻が減少した磯で採れた「むきウニ」を陸上水槽でコンブを与えて育て、品質を回復させる
- オフシーズン出荷:身入りの良い時期以外に採取したウニを畜養し、高値の時期に合わせて出荷する
- キャベツ・廃棄野菜の活用:漁業と農業の連携として、廃棄野菜をウニの餌に使う取り組みが各地で実施されている
ウニ畜養は特別な大規模設備が不要なため参入しやすく、磯焼けで困る漁業者の新たな収入源になる事例が全国に増えています。キタムラサキウニ・エゾバフンウニ・バフンウニなどが対象種として多く用いられています。
使い方・例文
北海道や三陸の漁業者が、磯焼けで身の痩せたウニを水槽に入れてコンブや廃棄野菜を与えながら数週間〜数ヵ月飼育し、「旨みの乗ったウニ」として高単価で販売する取り組みが注目されています。
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