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ウトナピシュティムとは?

うとなぴしゅてぃむ

ウトナピシュティムとは、古代メソポタミア叙事詩ギルガメシュ叙事詩』に登場する不死の人物で、大洪水を生き延び永遠の命を授けられた存在です。

ウトナピシュティム(Utnapishtim)は、古代メソポタミアの英雄叙事詩ギルガメシュ叙事詩』(紀元前2千年紀ごろに成立)に登場する人物です。シュメール語洪水神話では「ジウスドゥラ」、アッカド語の別伝では「アトラハシス」とも対応する存在で、聖書のノアの箱舟と比較される洪水伝説の主人公でもあります。

物語の中でウトナピシュティムは、神々が人類を滅ぼそうと大洪水を起こす計画を知り、神エアの助けで巨大な船(方舟)を建造し、家族・職人・あらゆる生き物を乗せて大洪水を生き延びました。この功績により神々から不死の命を授けられ、「川の源」にある楽園の地に住まうとされます。

叙事詩の後半では、親友エンキドゥを失い死への恐怖に囚われた英雄ギルガメシュが不死の秘密を求めてウトナピシュティムのもとを訪れます。ウトナピシュティムはギルガメシュに不死を与えることを拒みながらも、海の底に生える「不老の草」の存在を教えます。この部分は人間の死の運命と知恵の受容をテーマにしています。

ウトナピシュティムの物語は次のような点で重要です。

  • 世界最古の文学作品の一つに登場する神話的人物
  • 大洪水伝説が複数文化に共通することを示す比較神話学上の重要事例
  • 不死・死・知恵という普遍的テーマの原型

使い方・例文

比較神話学や聖書研究の文脈で、ノアの洪水物語とメソポタミア神話の関係を議論する際にウトナピシュティムの名前が頻繁に登場します。

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