インドラとは?
いんどら
インドラとはインド神話・ヒンドゥー教における天界の王であり、雷・嵐・戦争を司る最高神の一柱です。
インドラ(Indra)は、古代インドの聖典『リグ・ヴェーダ』に最も多く讃歌が捧げられた神であり、ヴェーダ時代においては神々の王として崇拝されました。雷霆と嵐を操り、戦士の守護者として英雄的な性格を持ちます。
その最も有名な神話は、巨大な蛇の悪神ヴリトラを黄金の武器ヴァジュラ(雷電)で打ち倒し、滞っていた川の水を解放して世界に恵みをもたらしたという物語です。この神話は天候の神が混沌を克服する宇宙論的な意味を持ちます。
ヴェーダ後期からヒンドゥー教の時代になると、インドラの地位はブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァの三神に譲り、天界の支配者(デーヴァロークの王)としての役割に留まるようになりました。仏教にも帝釈天(たいしゃくてん)として取り入れられ、仏法の守護神として日本にも伝わっています。
現代では漫画・ゲーム・アニメなどフィクション作品においても広く登場し、雷神・天空神のアーキタイプとして親しまれています。
使い方・例文
「インドラが持つヴァジュラ(雷電)は、古代インド神話において悪を打ち払う最強の武器として描かれます。」
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