インジウムとは?
いんじうむ
インジウムとは、柔らかく銀白色の希少金属で、液晶ディスプレイや太陽電池などの製造に欠かせないレアメタルです。
インジウム(In)は原子番号49の金属元素で、元素周期表の第13族に属します。1863年にドイツの化学者ライヒとリヒターがスペクトル分析によって発見し、インジゴブルーのスペクトル線にちなんで命名されました。
常温では銀白色の柔らかい金属で、融点は約156℃と低く、スズや亜鉛の製錬工程で副産物として得られます。地殻中の存在量が少ない希少元素であり、産出国は中国が世界供給の大部分を占めています。
インジウムの最大の用途は、酸化インジウムスズ(ITO)の原料としての利用です。ITOは透明導電膜として液晶ディスプレイやタッチパネルに広く使われており、スマートフォンやパソコンの画面を支える材料となっています。その他の主な用途は以下のとおりです。
- 薄膜太陽電池(CIGS型)の電極材料
- 半導体デバイスの接合材料
- 低融点合金・はんだ材料
- 防食コーティング
デジタル機器の普及でITO需要が高まる一方、インジウムは限られた資源であるため、代替材料の研究や廃棄物からのリサイクルが国際的に進められています。
使い方・例文
スマートフォンの液晶画面やタッチパネルには、インジウムを主原料とする透明導電膜が使われており、製品の製造コストや供給安定性を考える際にインジウムの確保が重要課題となります。
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