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イワタケとは?

いわたけ

イワタケとは、山岳地帯の岩肌に着生する地衣類の一種で、古くから食用や薬用に利用されてきた希少な食材です。

イワタケ(岩茸、学名:Umbilicaria esculenta)は、地衣類ウンビリカリア科に属する葉状地衣の一種です。キノコや植物ではなく、藻類菌類共生した複合生物である地衣類に分類されます。

日本・中国・朝鮮半島などの山岳地帯に分布し、切り立った岩壁や大きな岩の表面に張り付くように生育します。形は不規則な円形から波打った形で、表面は灰褐色〜黒褐色、岩面に接する中央部(へそ状の付着部)で固定されています。直径は数センチから10センチ超のものまであります。

イワタケは食用地衣類として古来から珍重されており、特に日本では精進料理や高級懐石料理の食材として用いられてきました。採取は危険な岩場での作業を伴うため希少性が高く、価格も高い傾向があります。水で戻してから酢の物・汁物・天ぷらなどに調理されます。

成長が非常に遅く、岩の上で何十年もかけてゆっくりと広がるため、乱獲による資源枯渇が懸念されています。一部地域では採取規制が行われており、持続可能な利用が課題となっています。

使い方・例文

京都の高級料亭で提供される精進料理に、岩壁から採取したイワタケを酢の物に仕立てた一品が出てくることがあります。

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