イニシアチブ投票とは?
いにしあちぶとうひょう
イニシアチブ投票とは、市民が一定数の署名を集めることで法律や政策の制定・改廃を直接請求し、住民投票にかける直接民主主義の制度です。
イニシアチブ投票(市民発議・直接発議とも呼ばれる)とは、有権者が一定数の署名を集めることで、議会を経ずに法律の制定・改正・廃止などの議題を住民投票(レファレンダム)に付議できる直接民主主義の制度です。英語では「initiative」と表記されます。
手続きの流れは概ね次のとおりです。
- 提案者が法案文や政策案を起草する。
- 有権者数の一定割合(国や地域によって異なる)の署名を期限内に集める。
- 要件を満たした場合、住民投票が実施される。
- 過半数(または規定の票数)の賛成で成立する。
スイスでは連邦レベルで制度化されており、年に複数回の国民投票が行われます。アメリカでもカリフォルニア州をはじめ多くの州が州法レベルで採用しています。日本では憲法改正の国民投票や条例の直接請求に類似の制度が存在します。
イニシアチブ投票は市民の政治参加を高め、議会が取り上げにくい課題を直接問うことができる一方、専門知識のない有権者が複雑な政策に判断を求められること、資金力のある団体による署名活動の偏りなどが課題として指摘されています。
使い方・例文
スイスで「原子力発電の段階的廃止」や「最低賃金の設定」といった政策が市民の署名によって国民投票にかけられた事例は、イニシアチブ投票の典型として国際的によく引き合いに出されます。
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