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アーサー・ショーペンハウアーとは?

あーさーしょーぺんはうあー

アルトゥル・ショーペンハウアーは19世紀ドイツの哲学者で、世界の本質を盲目的な「意志」とみなし、厭世主義(ペシミズム)の哲学を打ち立てた思想家です。

アルトゥル・ショーペンハウアー(Arthur Schopenhauer、1788〜1860年)はドイツのダンツィヒ(現ポーランドグダニスク)で生まれた哲学者です。ゲッティンゲン大学ベルリン大学で哲学を学び、カントの認識論を独自に発展させました。

彼の主著『意志と表象としての世界』(1819年)では、世界は私たちの「表象(認識された現象)」にすぎず、その背後にある本質的な実在を「意志(Wille)」と呼びました。この意志は盲目的・非合理的な衝動であり、生物が生存と繁殖を求め続ける根源的な力です。意志は決して満足せず、欲求が満たされれば次の欲求が生まれ、人間は苦しみの連鎖から逃れられないとショーペンハウアーは説きます。これが彼の厭世主義(ペシミズム)の核心です。

苦しみから解放される道として、彼は以下の方法を示しました。

  • 芸術・音楽への没入による一時的な意志の鎮静
  • 道徳的な同情(Mitleid)による他者との一体感
  • 仏教の禁欲・涅槃に似た意志の完全な否定

ショーペンハウアーはニーチェ、ワーグナー、フロイトなど多くの思想家・芸術家に影響を与え、西洋哲学に東洋思想(仏教・ヒンドゥー教)を持ち込んだ先駆者としても評価されています。

使い方・例文

「ショーペンハウアーの厭世主義は、人間の欲望は決して満たされないという考えを軸にしており、ニーチェやフロイトの思想形成にも大きく影響した」というように哲学の解説で登場します。

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