アン・ドゥオールとは?
あんどぅおーる
アン・ドゥオールとは、バレエにおいて両脚を外側に向けて開く「外旋」の原則のことで、バレエの美的基準と技術の根幹をなす概念です。
アン・ドゥオール(En dehors)は、フランス語で「外に向かって」を意味するバレエ用語です。バレエにおいては、股関節を外側に回転させて、両脚のつま先を横方向に向けた状態を指します。この外旋(ターンアウト)は、バレエの最も根本的な身体の使い方であり、すべての動作の出発点となる原則です。
アン・ドゥオールが重要な理由は、技術面と美的表現の両方に関係します。
- 技術面:股関節を外旋させることで可動域が広がり、脚を高く上げたり横に大きく開いたりする動作が可能になります
- 美的表現:脚のラインが美しく見え、バレエ独特の優雅な姿勢を生み出します
- 重心の安定:外旋した状態でバランスを取ることが、バレエの様々な技法の基礎となります
アン・ドゥオールと対になる概念が「アン・ドゥダン(En dedans)」で、こちらは「内側に向かって」を意味し、ターンなどの回転の方向を示すのにも使われます。バレエのレッスンでは、幼いうちからアン・ドゥオールの感覚を身体に覚えさせることが重視され、股関節の柔軟性や筋力を長期にわたって育てます。
正しいアン・ドゥオールは股関節から自然に回転させるもので、膝や足首だけを無理に外に向けると故障の原因になります。バレエ教師は生徒の骨格に合った適切な外旋を指導することが大切とされています。
使い方・例文
バレエの「1番ポジション」は両かかとを合わせ、つま先を左右に開いたアン・ドゥオールの形が基本で、初めてバレエを習う日から徹底して練習するポジションです。
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