アンモライトとは?
あんもらいと
アンモライトとは、アンモナイトの化石の殻が変成して生まれた有機質の宝石で、虹色に輝く遊色が特徴です。
アンモライト(ammolite)は、中生代白亜紀(約7,000万〜7,500万年前)に生息したアンモナイト(特にPlacenticeras属など)の化石が変成・鉱化作用を受け、殻の真珠層部分が宝石質に変化したものです。有機質起源の宝石という点では琥珀・真珠・サンゴと同様の「有機宝石」に分類されます。
アンモライト最大の魅力は、角度によって赤・橙・黄・緑・青・紫など多彩な色が輝く遊色(プレイ・オブ・カラー)です。これはアラゴナイト(炭酸カルシウム)の薄い結晶層が規則的に積み重なり、光の干渉・回折を起こすことで生じます。特に赤と緑の発色が多く、青や紫は希少で高値がつきます。
世界の主要産地はほぼカナダのアルバータ州南部(ロッキー山脈東麓)に限られており、とりわけブラッドインディアン保護区周辺が有名です。現在はカナダの先住民族コミュニティが採掘・販売に深く関わっています。
アンモライトの特徴をまとめると以下の通りです。
- 硬度は約3.5〜4と低く、傷つきやすいため取り扱いに注意が必要
- 通常は薄い板状のため、裏打ち材(マトリックス)で補強して使用される
- ジュエリーや装飾品として利用され、カナダ先住民族の工芸にも用いられる
- 宝石の中でも比較的新しく認知されたもので、国際宝石学会(CIBJO)の認定は比較的近年
使い方・例文
ジュエリーショップで「虹色に輝くアンモナイトの化石宝石」として紹介されたり、カナダ旅行のお土産品コーナーでアンモライトのペンダントが並ぶ場面で登場します。
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