アレッサンドロ・マンゾーニとは?
あれっさんどろまんぞーに
アレッサンドロ・マンゾーニとは、19世紀イタリアを代表する作家で、イタリア近代文学の礎となった歴史小説「いいなづけ」を著した文豪です。
アレッサンドロ・マンゾーニ(Alessandro Manzoni、1785〜1873年)は、イタリア・ミラノ出身の小説家・詩人・劇作家です。ロマン主義時代のイタリア文学を代表する存在として位置づけられ、特に長編歴史小説「いいなづけ(I Promessi Sposi)」によって不朽の名声を得ました。
マンゾーニはフランス啓蒙思想の影響を受けて育ち、初期はカトリックを離れていましたが、1810年頃に回心してカトリック信仰に戻り、以後の作品には深い宗教的精神が流れています。
「いいなづけ」は17世紀のロンバルディア地方を舞台に、身分の低い若い男女が権力者の横暴に翻弄されながら結婚を目指す物語です。この作品が特に重要とされる理由は以下の点にあります。
- イタリア統一運動(リソルジメント)の精神的支柱となった
- トスカーナ方言を基盤とした現代イタリア語の標準形成に貢献
- 歴史的事実と虚構を融合させた本格的な歴史小説の先駆
- ペストの描写など社会的・医学的記録としての価値
マンゾーニはイタリアの国民的作家として崇敬され、ヴェルディが彼の死を悼んで作曲した「レクイエム」はその影響力の大きさを物語っています。近代イタリア語と文学の形成に欠かせない人物です。
使い方・例文
「イタリア語の標準化の歴史を学ぶ際、マンゾーニの『いいなづけ』の役割は言語学の文脈でも必ず言及されます。」
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