アル=ハッラージュとは?
あるはっらーじゅ
アル=ハッラージュとは、神との合一を説く思想で論争を呼び、最終的に処刑されたイスラーム神秘主義者です。
アル=ハッラージュ(al-Hallaj)は、9世紀後半から10世紀初頭にかけて活動したイスラーム神秘主義(スーフィズム)の思想家・詩人です。ペルシア地域に生まれ、各地を巡り歩きながら修行と布教を重ね、深い宗教的体験を人々に説いたことで知られています。
彼の思想の中核には、神との合一を求める神秘主義的な体験がありました。とりわけ「アナル・ハック(我は真理なり)」という言葉を発したと伝えられ、これが自らを神と同一視する発言だと受け取られたことから、当時のイスラーム社会において大きな論争を引き起こしました。
この発言や彼の教えは正統的な教義から逸脱するものとみなされ、政治的な事情も絡んだ末に、バグダードにおいて処刑されたと伝えられています。その壮絶な最期は、後世のスーフィーたちに強い印象を残し、神への愛と自己犠牲の象徴として語り継がれるようになりました。
アル=ハッラージュの生涯と思想は、後のイスラーム神秘主義文学や詩に大きな影響を与えたとされています。
使い方・例文
アル=ハッラージュの「アナル・ハック」という言葉は、後世のスーフィー文学で神との合一の象徴として繰り返し引用されています。
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