アリスティド・マイヨールとは?
ありすてぃどまいよーる
アリスティド・マイヨールは、豊満でどっしりとした女性裸像彫刻で知られるフランスの彫刻家で、近代彫刻における古典回帰の代表的存在です。
アリスティド・マイヨール(Aristide Maillol、1861〜1944年)は、フランスのバニュルス=シュル=メールに生まれた彫刻家・画家・版画家です。ロダンと同時代を生きながら、動的なロダンとは対照的な静的・記念碑的な女性像で独自の地位を築きました。
もともと絵画やタピスリー制作から出発しましたが、40歳前後から彫刻に専念するようになります。代表作『地中海』(1905年頃)は、坐する裸婦を通じて地中海文明の温かみと古典的な理想美を表現しており、マイヨール芸術の核心を示す作品です。その後も『夜』『川』『空気』などのシリーズで大地や自然の力を女性の肉体に重ね合わせました。
マイヨールの彫刻の特徴として挙げられるのは次の点です。
- 丸みを帯びた量感豊かなフォルム
- 内面感情より造形的美しさを優先した静謐さ
- ブロンズや石など素材の重量感を活かした安定感
- 古代ギリシャ・ローマ彫刻への意識的な回帰
チュイルリー公園など各地の公共空間に作品が置かれており、近代彫刻と古典美の橋渡し役として今日も高く評価されています。
使い方・例文
「パリのチュイルリー庭園を散策すると、マイヨールの大らかな裸婦彫刻が緑の中に点在しており、美術館以外でも気軽に鑑賞できます。」
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