アボリジニとは?
あぼりじに
アボリジニとは、オーストラリアに数万年以上前から居住してきた先住民族の総称で、独自の言語・文化・精神世界を持つ人々です。
アボリジニ(Aboriginal Australians)とは、オーストラリア大陸およびタスマニア島に、ヨーロッパ人が入植する以前から居住していた先住民族の総称です。遺伝的・考古学的研究によれば、彼らの祖先は少なくとも5万年以上前にアフリカを出てアジア経由でオーストラリアに渡ったとされており、現存する世界最古の連続した文化の一つを持つ人々です。
アボリジニは一枚岩の集団ではなく、かつては数百の言語グループに分かれ、それぞれ異なる言語・慣習・儀礼を持っていました。精神文化の中核をなすのが「ドリームタイム(夢の時代)」という概念で、祖先の霊が大地や動植物を創造したという神話・宇宙観を指し、口承・岩絵・儀礼などを通じて代々受け継がれてきました。
18世紀末以降のイギリスによる植民地化は、アボリジニ社会に壊滅的な影響を与えました。土地の強制収奪、感染症による人口激減、文化・言語の抑圧などが重なり、20世紀半ばまで「同化政策」が続いた結果、多くの子どもたちが家族から引き離されました(「盗まれた世代」)。
現代のオーストラリアでは、先住民権利の回復や文化的保護に向けた取り組みが進められています。2008年にはオーストラリア政府が過去の政策について正式に謝罪を表明しました。アボリジニの芸術(ドット絵など)は国際的にも高く評価されています。
使い方・例文
オーストラリアの観光地であるウルル(エアーズロック)はアボリジニの聖地であり、彼らの文化と土地への深い結びつきを象徴する場所として世界的に知られています。
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