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アトリ科とは?

あとりか

アトリ科とは、太くて丈夫なくちばしを持ち、種子を食べることに特化した小型鳥類の大きなグループです。

アトリ科(Fringillidae)は、スズメ目に属する鳥の科で、世界に200種以上が知られる大きなグループです。カナリアフィンチ類の多くがこの科に含まれ、日本にもアトリ・カワラヒワ・マヒワ・イスカ・シメ・ウソなど多くの種が生息・飛来します。

アトリ科最大特徴は、種子を割るために発達した太くて丈夫な円錐形のくちばしです。種の大きさや形は食べる種子の種類によって異なり、イスカのように左右に交差したくちばしでマツの球果をこじ開けるもの、シメのように特に強大なくちばしで固い核果の種子を砕くものなど、多様な進化が見られます。

代表的な種の特徴をまとめると以下の通りです。

  • アトリ:冬鳥として日本に渡来し、大きな群れを形成します。
  • カワラヒワ:日本の留鳥で、黄色の翼帯が目立ちます。
  • ウソ:オスの赤い喉が特徴で、春に桜の花芽を食べることで知られます。
  • イスカ:交差したくちばしを持つ冬鳥で、針葉樹林を好みます。

カナリアはアトリ科のカナリア(Serinus canaria)を家禽化したもので、美しい歌声と鮮やかな黄色の羽色が世界中で愛されています。また、チャールズ・ダーウィンの進化論に影響を与えたガラパゴス諸島のフィンチ類(ダーウィンフィンチ類)も広い意味でこのグループの収束進化の好例として引用されます。

使い方・例文

冬に山林や公園で群れて草の実をついばむ小鳥を観察するとき、「アトリ科のカワラヒワが来ている」という形で登場します。

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