アグロステンマ属とは?
あぐろすてんまぞく
アグロステンマ属とは、ナデシコ科に属する一年草で、麦畑などに自生するムギナデシコ(麦仙翁)として知られる草花です。
アグロステンマ属(Agrostemma)は、ナデシコ科に属する植物の一属で、主にヨーロッパや西アジアを原産地とする一年草です。属名はギリシャ語の「agros(畑)」と「stemma(花冠)」に由来し、畑に生える美しい花という意味を持ちます。
代表種のムギナデシコ(麦仙翁)は、かつてヨーロッパの麦畑に広く自生していた雑草で、長い茎の先端に鮮やかなピンク・赤紫色の花を咲かせます。花径は3〜5センチほどで、5枚の花弁に細かい脈模様が入るのが特徴です。茎と葉には細かい白い毛が密生し、草丈は60〜100センチに達します。
農業の近代化と除草剤の普及により、自生個体は激減しましたが、観賞用植物として園芸界では今も親しまれています。日本には明治時代以降に導入され、春まきや秋まきで育てることができます。やせた土地でも育ちやすく、初心者でも栽培しやすい植物として知られています。
主な特徴をまとめると以下の通りです。
- 分類:ナデシコ科アグロステンマ属
- 草丈:60〜100センチ
- 花期:4〜7月(春〜初夏)
- 花色:ピンク・赤紫・白
- 性質:耐寒性一年草
種子は有毒成分(ギタゴニン)を含むため、口にしないよう注意が必要です。ガーデニングでは切り花やナチュラルガーデンの演出に活用されています。
使い方・例文
「ムギナデシコはアグロステンマ属の代表種で、ナチュラルガーデンの花壇に細い茎をゆらめかせながら咲く姿が人気です。」
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