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アクリロニトリルとは?

あくりろにとりる

クリロニトリルとは、炭素・水素・窒素からなる不飽和ニトリル化合物で、合成繊維や合成ゴムなど多様なポリマーの原料となる重要な化学物質です。

クリロニトリル(Acrylonitrile、化学式:CH₂=CH-CN)は、ビニル基とシアノ基(ニトリル基)を持つ無色の揮発性液体です。沸点は約77℃で、特有の刺激臭を持ちます。工業的にはプロペン(プロピレン)のアンモ酸化反応(Sohio法)によって大量生産されています。

アクリロニトリルの最大の用途は高分子材料の原料です。主な用途を以下に示します。

  • アクリル繊維:ポリアクリロニトリル(PAN)として紡糸した繊維。羊毛に似た風合いで衣類・毛布などに使われる
  • ABS樹脂:アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンの共重合体。家電製品や自動車部品など広範囲に使用
  • 炭素繊維前駆体:PANを高温で焼成することで高強度の炭素繊維(CFRP)が得られる
  • AS樹脂・NBRゴム:各種耐油性ゴム・透明樹脂の原料

一方で、アクリロニトリルは毒性が高く、国際がん研究機関(IARC)によってグループ2B(ヒトに対して発がん性がある可能性)に分類されています。引火性も強いため、製造・取扱いには厳重な安全管理が必要です。日本では毒物及び劇物取締法で劇物に指定されています。

使い方・例文

セーターやブランケットに使われる「アクリル素材」の繊維は、アクリロニトリルを重合したポリアクリロニトリルから作られており、軽量で保温性が高いことが特徴です。

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