アクリル繊維とは?
あくりるせんい
アクリル繊維とは、アクリロニトリルを主原料とする合成繊維で、ウールに似た柔らかな風合いと優れた保温性が特徴です。
アクリル繊維は、アクリロニトリル(CH₂=CH-CN)を重合して得たポリアクリロニトリルを原料とする合成繊維です。一般的にアクリロニトリルを85%以上含む場合をアクリル繊維、50〜85%含む場合をモダアクリル繊維と区別します。1950年代に商業生産が始まり、現在もセーターや毛布などニット製品に広く使われています。
アクリル繊維の主な特徴は以下のとおりです。
- 保温性:ウールに近いふんわりとした嵩高さで、優れた断熱効果をもつ
- 軽量性:天然ウールより軽く扱いやすい
- 耐候性:紫外線に強く、屋外での変退色が少ない
- 洗濯のしやすさ:ウールと異なり縮みにくく家庭洗濯が可能
一方、静電気が発生しやすく、毛玉もできやすい欠点があります。染色性が良好で鮮やかな発色が得られるため、カラフルなニット製品や毛糸に多用されます。用途はセーター・マフラー・毛布・カーペット・アウトドアウエアなど多岐にわたります。環境面では石油由来の合成繊維であるため、マイクロプラスチック問題とも関連して議論されています。
使い方・例文
冬物セーターや毛糸、あるいは屋外で使うテント地やカーペットにアクリル繊維が使われていることが多く、「アクリル100%」と表示されたタグで確認できます。
この用語をシェア
最終更新: