アキレス腱とは?
あきれすけん
アキレス腱とは、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ人体最大の腱で、歩行・走行・跳躍に欠かせない組織です。
アキレス腱(Achilles tendon)は、下腿後面にあるふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)と踵骨(しょうこつ=かかとの骨)を結ぶ太い腱組織で、人体に存在する腱の中で最も大きく強靭なものです。足首を下方に曲げる(底屈)動作を生み出し、歩く・走る・跳ぶといった基本的な下肢運動を支えています。
アキレス腱はギリシャ神話の英雄アキレウス(アキレス)にちなんで名付けられました。不死身の身体を持ちながら唯一の弱点がかかとであったアキレウスの伝説から、「急所・弱点」を意味する比喩表現「アキレス腱」として現代語でも広く使われます。
スポーツ選手に多いアキレス腱のトラブルとしては次のものがあります。
- アキレス腱炎:過負荷による腱の炎症・痛み
- アキレス腱断裂:急激な力が加わった際に腱が完全または部分的に断裂する重傷
- アキレス腱周囲炎:腱の周囲組織の炎症
アキレス腱断裂はバスケットボール・テニス・陸上競技など瞬発力を要するスポーツで発生しやすく、「ブチッ」という断裂音と突然の歩行困難が特徴です。治療は保存療法または手術療法で行われ、回復には数か月から半年以上を要します。普段からのストレッチや筋力強化が予防に有効とされています。
使い方・例文
バスケットボールの試合中、選手が急に倒れて足を押さえる場面はアキレス腱断裂が疑われる典型的な状況で、スポーツ報道でもしばしば取り上げられます。
この用語をシェア
最終更新: