禊とは?
みそぎ
みそぎとは、水を用いて身体や心の穢れを洗い清める日本古来の神道儀礼で、滝や川・海などに入って心身を浄化する行為のことです。
みそぎ(禊)とは、日本の神道に根づく伝統的な浄化儀礼で、冷たい川・海・滝などの清らかな水に身体を浸したり水を浴びたりすることで、日常生活で積み重なった「穢れ(けがれ)」を洗い流し、清浄な状態を取り戻すことを目的とします。「禊(みそぎ)」という字は「水注ぎ」に由来するという説があります。
みそぎの起源は日本神話にまで遡ります。日本書紀・古事記では、黄泉の国から戻ったイザナギノミコトが筑紫の日向の橘の小門で海水を浴びてみそぎを行い、そこからアマテラス・ツクヨミ・スサノオという三貴神が誕生したと記されています。これが日本においてみそぎが最も神聖な浄化行為として位置づけられる神話的根拠となっています。
現代においてみそぎはいくつかの場面で受け継がれています。
- 神道の神職が神事の前に身を清めるための儀礼
- 滝行(たきぎょう)として修験道や神道系の修行で実践される形
- 元日や夏越の大祓(おおはらえ)と組み合わせた神社行事
- 武道・武術の稽古や禊道として精神統一を目的に行うもの
また「みそぎ」という言葉は日本語の日常表現にも転用されており、「禊を済ませた」という表現で「過去の失敗や不正に対して何らかの形で責任を取り、清算した」という比喩的な意味でも使われています。
使い方・例文
神社の神職は大きな神事の前に川や海に入るみそぎで心身を清め、神聖な状態で儀式に臨みます。また「禊が済んだ」という表現は、失言した政治家が謝罪や辞職を経て復帰する場面などでも使われます。
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