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まぐろ蓄養とは?

まぐろちくよう

まぐろ蓄養とは、天然海域で漁獲したマグロを生け簀に移して短期間肥育し、出荷時期や品質をコントロールする養殖技術の一形態です。

まぐろ蓄養(ちくよう)とは、天然の海で漁獲したマグロを、沖合や湾内に設置した生け簀(いけす)に移し、一定期間飼育・肥育してから出荷する方法です。完全養殖(卵から育てる方法)とは異なり、ある程度成長した個体を捕獲して太らせる「中間育成」型の生産手法です。

蓄養の主な目的は次のとおりです。

  • 出荷タイミングの調整:需要の高い時期(年末・お盆など)に合わせて出荷できる
  • 品質の均一化:餌の管理により脂のりを高め、安定した品質を確保する
  • 生きたまま輸送するリスクの回避:輸送前に生け簀で管理することで鮮度を保つ

日本では主に近畿大学などが完全養殖技術の開発を進めてきた一方、地中海では長年、大西洋クロマグロの蓄養が広く行われてきました。蓄養に使用される代表的な種はクロマグロ・ミナミマグロ(インドマグロ)などです。

課題として、蓄養の元となる天然稚魚や若魚の漁獲が、野生資源の枯渇につながるリスクが指摘されています。国際的な漁獲規制(クオータ制)の枠組みの中で持続可能な運用が求められており、完全養殖との組み合わせによる資源管理の重要性が高まっています。

使い方・例文

スーパーや回転寿司で「本まぐろ蓄養」と表示されている場合、天然の若魚を生け簀で肥育して出荷されたマグロであることを示しています。

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