本文へスキップ

ひので衛星とは?

ひのでえいせい

ひので衛星とは、JAXAが2006年に打ち上げた太陽観測衛星で、太陽の磁場・フレア・コロナなどを宇宙から精密に観測する日本の科学衛星です。

ひので(Hinode)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2006年9月に打ち上げ太陽観測衛星です。英語名「Hinode」は日本語の「日の出」に由来します。NASAやESA(欧州宇宙機関)との国際協力ミッションとして運用されており、太陽物理学の重要な観測基盤となっています。

ひのでは3種類の望遠鏡を搭載しています。

  • 太陽光学望遠鏡(SOT):太陽表面の磁場と対流の様子を高解像度で撮影
  • X線望遠鏡(XRT):コロナの構造や温度を軟X線で観測
  • 極端紫外線撮像分光装置(EIS):コロナのプラズマ組成・速度・温度を分光計測

ひのでの主な科学成果として、コロナが数百万度に加熱されるメカニズム(コロナ加熱問題)の解明への貢献、太陽フレアの詳細な観測、磁気リコネクション現象の撮影などが挙げられます。また、太陽の南北極での磁場反転を詳しく追跡したことも大きな成果です。

地球の大気の影響を受けない宇宙からの観測により、地上望遠鏡では困難な細かい磁場構造の変化を継続的に記録しており、太陽活動が宇宙天気や地球環境に与える影響を理解する上でも重要な役割を担っています。

使い方・例文

「ひので衛星の観測データから、太陽表面の磁場が絶えず複雑に変動し、コロナ加熱に関わっていることが示された」というように、太陽物理学の解説で登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語