ぬりかべとは?
ぬりかべ
ぬりかべとは、日本の妖怪の一種で、夜道に突如として現れ行く手を塞ぐ壁のような存在です。
ぬりかべは、日本各地に伝わる妖怪で、夜道を歩く旅人や村人の前に突然、見えない壁のように立ちはだかり、前に進めなくさせるとされます。その姿は巨大な白い壁、あるいは黒い壁として描かれることが多く、実体のつかめない不思議な存在です。
伝承の起源は主に九州地方、とりわけ福岡県や長崎県に集中しており、道中で身動きがとれなくなる怪異体験をこの妖怪に帰したのが始まりとされています。江戸時代に怪談集や随筆が盛んに編まれる中で、ぬりかべの存在は各地で知られるようになりました。
打ち払う方法としては、棒などで壁の下の部分を払うと消えるという言い伝えが広く残っています。これは上半身だけがぬりかべの実体であり、地面に近い部分を叩けば退散するという民間信仰に基づくものです。
現代では漫画家・水木しげる氏の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するキャラクターとして全国的に有名となり、親しみやすい外見で描かれています。この影響により、ぬりかべは日本妖怪文化の象徴的存在の一つとなりました。
使い方・例文
「夜道でぬりかべに遭遇した」という表現は、何かに行く手を阻まれて進めない状況のたとえとしても使われます。
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