えらいとは?
えらい
えらいとは、「優れている・立派だ」という共通語としての意味に加え、関西方言では「しんどい・きつい・大変だ」という意味でも広く使われる多義語です。
「えらい」は日本語の形容詞で、文脈や地域によって大きく異なる意味を持つ多義語です。もともとは「すぐれた・偉大な」という意味を持つ語で、全国共通語としても使われますが、とくに近畿・中部地方などでは全く異なる意味合いを持ちます。
主な意味と用法は以下のとおりです。
- 共通語での意味:「偉い人」「えらい先生」のように、地位・能力・徳が高い人物や行為を称える
- 関西方言での意味①(しんどい):「今日はえらいわ、体がだるい」のように、体がつらい・具合が悪い・疲労している状態を指す
- 関西方言での意味②(程度副詞):「えらい混んでるな」「えらい速い」のように「非常に・とても」という強調の意味で使う
- 褒め言葉(子どもなど):「えらかったね」と子どもに言う場合は、行動が立派・良い子だという意味
関西出身者が標準語話者と話す際に「えらい」の意味の取り違いが起きることがあり、「体がえらい(しんどい)」を「偉い」と誤解されるケースは方言差の典型例として知られています。言語の地域多様性を学ぶうえでも興味深い語のひとつです。
使い方・例文
関西では「今日はえらくて仕事に行けへん」と言うと「体が非常につらくて仕事に行けない」という意味になり、共通語の「偉い」とは全く異なるニュアンスで使われます。
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