爬虫類とは?定義・種類・両生類との違いをわかりやすく解説
公開 2026年7月25日
この記事は 「爬虫類とは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。
爬虫類とは
爬虫類(はちゅうるい)とは、脊椎動物の一グループで、学術的には爬虫綱(Reptilia)に分類される動物の総称です。現在地球上に生息する爬虫類はおよそ1万種にのぼり、南極大陸を除くすべての大陸に分布しています。
爬虫類の主な特徴
爬虫類には次のような共通した特徴があります。
- 変温動物(外温動物):体温を自ら一定に保つ機能を持たず、外部の温度に依存して体温が変化します。このため日光浴で体を温め、活動できる状態を整えます。
- うろこ(鱗)に覆われた皮膚:体表はケラチンからなる乾燥したうろこや甲板で覆われており、水分の蒸発を防ぐ役割を果たします。両生類のような湿った皮膚とは異なります。
- 肺呼吸:一生を通じて肺で呼吸します。両生類のように幼生期にえら呼吸をする段階はありません。
- 多くは卵生:大部分の種が陸上に卵を産みます。卵には羊膜があり、水中でなくても発育できる構造になっています。ただし一部のヘビやトカゲには卵胎生の種もいます。
爬虫類の仲間
現生の爬虫類は大きく4つのグループに分けられます。
- 有鱗目(ヘビ・トカゲ):爬虫類の中で最も種数が多いグループです。トカゲは四肢を持つものが多く、ヘビは四肢を失い細長い体に進化しました。
- カメ目:背甲と腹甲からなる硬い甲羅を持ちます。脊椎骨と肋骨が甲羅と一体化しているのが特徴です。
- ワニ目:大型の爬虫類で、強力な顎と鎧のような皮骨板を持ちます。水辺に生息し、恐竜に最も近縁な現生動物の一つとされています。
- ムカシトカゲ目(喙頭目):ニュージーランドにのみ生息するトゥアタラが唯一の現生種で、非常に原始的な形態を残しています。
爬虫類と両生類の違い
爬虫類と両生類(カエル・サンショウウオなど)はしばしば混同されますが、いくつかの重要な違いがあります。両生類は皮膚が湿っていて皮膚呼吸を行い、卵は水中に産まれ、幼生期にはえらで呼吸します。一方、爬虫類は乾燥したうろこの皮膚を持ち、一生肺呼吸を行い、羊膜に包まれた卵を陸上に産みます。この羊膜卵の獲得が、爬虫類が陸上生活に完全適応できた大きな理由の一つです。